図書館システムについて日々思うこと<その1> -図書館システムとは何か?-

図書館システムとは何か?と問われたら、大抵このように説明している「図書館の本の検索とか、貸出返却を行うシステムです。」。
利用者の立場で、思い浮かべる事ができるような事に限定して。
ほんとは統計処理とか、会計管理など様々な機能があり、それらを総合して図書館システムと呼んでいる。
ただ、こう呼んでいるんだけど、資料を総合管理するシステムが図書館システムであるという説明は、実のところしっくりきていないと思っている。
カタログに掲載れている機能一覧や、機能仕様書に列挙された項目を見ても、図書館システムのイメージは全く湧かないのだ。
私としては、図書館システムは「図書館の運用や創意工夫を形作ったもの」として捉えている。
図書館システムそれすなわち図書館サービスであると。といっても図書館サービスのほんの一部分にすぎないが。
図書館システムの機能を知ることは、図書館の事例を知ること。
もし図書館システムにふれて「こんな機能があったんだ、こんな使い方ができるんだ」と知ったら、それは「こんな運用があったんだ、こんな工夫ができるんだ」と言うのと同じことだと思っている。

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