図書館総合展のポスターセッションで東京大学の新図書館計画のポスターがAR(拡張現実)を使ったもので面白かったです。
作成は意外と簡単だったと聞いたので、自分でも試してみました。
テーマは、絵本にスマホのカメラをかざした時に読み聞かせ動画が流れる仕組みです。
自分で手にとって選んだ絵本を、その場で読み聞かせしてくれるサービスがあったら子どもも喜ぶかなという安易な発想です。
ARコンテンツの作成は下のサイトを参考にしました。
プログラミングが出来なくても簡単!ARコンテンツの作り方【導入編】 | キリンブログ
記事にしたがって順番にやればそんなに難しいことはなかったです。ソフトのインストールまで済ませてしまえば、あとはARマーカーとする画像と、流す動画を選択するだけといった感じです。
ちょっとコツがいるなと感じたのは、ARマーカーに指定する画像によっては認識精度が微妙なこと。困ってたら↓のサイトの情報もらいました。
Tips to Create Image Trackable | metaio Developer Portal
画像のコントラストが大事な様なので白黒のパンダ柄とかがよさげです。
本の表紙をそのままマーカーとして認識してくれると楽なんですが、デザイン次第みたいです。
コンテンツ作成していて気づいたのは、動画の流し方が2通りあるということです。
①ARマーカー上で再生する。②フルスクリーンで再生する。
①の方法は一般的なARのイメージで、カメラ映像に応じて再生されます。
②の方法は、マーカーを読み取った段階で画面が切り替わりフルスクリーンで動画再生が始まります。この時点でカメラをどこに向けようと関係ありません。
臨場感が合って面白いのは①ですが、②はかざした後は移動してもいいのでソファーに寝そべって動画みられるので便利。
コンテンツ作成自体は思ったより簡単ですが、この企画実行するには著作権に配慮しないといけなそうです。
読み聞かせそのものは、営利を目的としない上演等ということでOKですが、ARで動画を流すとなると、二次的著作物の利用権、公衆送信権の侵害になりそうなので著作者の許諾が必要だと思います。
今回試したAR作成は、全部無料で出来ました。
最近は小学校でタブレッド配布していると聞いているので小学校の図書室とかで試して児童の反応を見てみたいなと思ったり。