図書室の蔵書は、会社の中に点在していた本をかき集めて約350冊。
たったそれだけ?と思われてしまう冊数ですが、
資料データをシステムに登録するという事を考えると結構大変な量です。
有償のMARCやNACSIS-CATを利用できれば良いのですが、
予算の少ない企業図書室の場合はそうもいかず・・・
うちの図書室ではNDL-OPACの書誌データをダウンロードして取り込む事にしました。
利用申請や利用方法に制限が無いというのが素晴らしい。(こちらを参照)
しかしながら、このNDL-OPACをちょっとクセがあって一筋縄でいかない。
検索結果の一覧しかダウンロードできないので、複数の資料がHitする様な場合、
必要のない資料データまでダウンロードされてしまう。
なので、ISBNで検索するなど1件だけHitするようにと気を使う。
複数の資料データをまとめてダウンロードするには、[一般資料の検索(拡張)]を使います。
1.標準番号の右の追加を繰り返す。
2.標準番号をプルダウンからISBNに変えます。
3.項目間を”OR条件で結ぶ”へ変更します。
4.ISBNを入れて検索します。
こんな感じでやれば、必要な資料だけの検索結果が得られるます。
ちょっと注意がいるのは、バーコードリーダーでISBNバーコードを読み込んだ場合、、
大抵の場合、設定でバーコード読み込み時にEnterキーの入力が付与されています。
この設定を解除しておかないと1冊目のバーコードを読んだだけで自動的に検索されちゃいます。
とまぁ、色々工夫すれば使えるNDL-OPACなのです。
フリーソフトなどでもっと便利に書誌データ取得できる様な物もあるようですが、
さすがに著作権やら利用許諾などを考えると安易には使えないですよね。
NDLダウンロードデータは、結構クセがあるね。
私が説明するときにいつも注意する点といえば、
・書名ヨミが全角
・著者名が1項目ですべて1つに入る
・著者名ヨミがない
・ページとサイズが1項目
・でも、書誌詳細が静的URLだからリンクが張れるのは最大の利点
です。
検索結果で任意にDLデータを指定できれば一番いいのにね。
書誌情報として表示されているものが、ダウンロードデータに含まれないのは確かに残念ですね。
表記のゆれ、データの記述方法に関してはそのダウンロードデータを使いたい側の図書システム、検索システムの側で何とかすれば良いと思っています。