CiNii Books はOPACとして使えるだろうか

 9月14日から、CiNii Booksで、特定の地域や図書館、機関に所蔵されている本に絞り込んだ検索の設定を保存できるようになったので、この機能を使ってお金をかけず検索(OPAC)端末を作ってみようと思います。

OSはWindows7 ブラウザはIE9という環境を想定です。各ステップの設定方法は参考サイトを見てください。

・ステップ1 CiNii Booksに図書館IDを記憶させる
図書館IDを入力して、図書館ID・機関ID・地域を記憶するのチェックを入れてから検索実行。
※図書館IDを複数入力すれば横断検索として設定できます。入力例:FA006678 FA006678 FA002611

参考サイト CiNii Booksでの所蔵地域、図書館での絞込み設定の保存について (2012年09月14日):CiNii – お知らせ – 2012年のお知らせ


・ステップ2 ブラウザのホームをCiNii Booksに設定
ブラウザを起動させたらすぐ検索ができるように、CiNii Booksブラウザのホームに設定してしまいましょう。

参考サイト Windows Internet Explorer 9 ホーム ページを変更する:Microsoft

・ステップ3 IEをキオスクモードに設定
ブラウザを全画面表示、ツールバーを非表示にしておけば検索”専用”って感じになりますね。

参考サイト Internet Explorerをキオスク・モードで起動する


※ステップ2、3をまとめてやる方法
1.デスクトップ上で右クリック
2.表示されたメニューから「新規作成」→「ショートカット」をひらく
3.項目の場所に “C:¥Program Files¥Internet Explorer¥iexplore.exe” -k http://ci.nii.ac.jp/books/ といれて次へ
4.ショートカットに任意の名前をつけて完了です

ステップ4 IEをスタートアップに設定
ステップ2、3で設定したショートカットをスタートアップに入れておけば、
パソコンを起動するだけで検索画面が出てきて便利。

参考サイト Windows 7 スタートアップに登録する方法:エムイズム – つぶやきブログ


ステップ5 再起動で環境復元するように設定
CiNii Booksを検索端末として使う上で一番の問題なんですが、CiNii Booksで保存した図書館IDを利用者が変更したら次の利用者が困るということ。
利用者に設定を変更させない方法が見つからず、苦肉の策ですがネットカフェの様にパソコンを再起動したときに設定が復元するように設定してみよう。
パソコンの環境復元のソフトはいくつかがあるが、Comodo Time Machine というのが無料なのでこちらで。

店舗運営におけるWindows7のリカバリー:SF-WEB

以上。実際に運用していくと色々課題は見つかると思うけど、とりあえずアイデアとして。

追記
検索用のAPI(http://ci.nii.ac.jp/info/ja/api/b_opensearch.html)あるので、手をかければもっとスムーズに色々やれる気もするんだけど。
まぁ、特定のサイトだけを利用者に使わせる工夫として役立ててもらえれば幸いです。

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