誰がために図書館総合展はある?

 11/9~11/11に行われた図書館総合展に参加してきました。


図書館総合展の公式サイトでは図書館総合展をこのように説明されています。

図書館総合展とは、図書館を使う人、図書館で働く人、図書館に関わる仕事をしている人達が、“図書館の今後”について考え、「新たなパートナーシップ」を築いていく場です。


図書館総合展の雰囲気はここ数年でかなり変わり、今年は学生さんの参加が目立っていたという印象を受けました。
ポスターセッションへやランチセッションなどは特に。
図書館の今後を、若い人たちが積極的に考えるというのは素敵ですね。

ただ公式サイトの説明とは裏腹に、ブース出展している企業の多くはお金を投じて商品・サービスを宣伝する場と考えていると思っています。
ブースは商品の見本市、フォーラムは製品発表の場といった感じで。
なので図書館を相手に商売をしている企業にとっては、ターゲットでない図書館を使う人がたくさん来たところで素直に歓迎できてないんじゃないかなと。
図書館を使う人をターゲットにしている企業の思いは違うでしょうが。

正直なところ、図書館総合展の趣旨ってのはコンセンサスのレベルがいまいちで、
来場者数は伸びても、出展者は伸びず、会計的なところで継続性に大きな課題があるんじゃないかと邪推してしまう。

私自身は業界そのものを活性化させるために図書館総合展の趣旨に大いに賛同なので、
出展者と来展者のインタラクティブな関係が築けるような仕組みを、主催者が後押しする仕組みを用意できたらうまくいくんじゃないかと思います。
アイデアは・・・これから考えますが・・・

もしくは、目的を割り切って平日の商談日と休日の一般公開日で分けてみるとか。

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