図書室担当者の評価は誰がする?

 4月になり、なんとか今年度もちょぴっとお給料が増えました。
この昇給での図書室担当者としての評価がどうなっているのかはさっぱり分からない。


多くの企業では図書室というは場所を示すのであって、専門の部署を示すことはほとんどない。
たいてい図書室担当者は総務部、情報調査部、知的財産部、人事部と言った部署に所属している。
企業の受付で図書室担当の○○さんに会いに来ました。なんて言うと困惑されるという事がよくある。


図書室担当者の所属する部署はいわゆる間接部門である。
これらの部署は成果を数値として表わすのが難しい為、評価しにくいと言われる部門である。
そのうえ企業図書室の担当者なんて大抵1人とか2人とか。少人数運営である。
会社の中でオンリーワン業務であり比較対象者もなく、誰がどうやって評価をするのだろうか?というのが疑問である。


図書室担当者の評価問題は重要で、
評価が適切にされないという状況になると、図書室は単なる倉庫と化す。
どうせ評価されないなら最低限の事だけやっとけばいいじゃんと図書室担当者が思ったら終わり。
小人数運営では図書室担当者の”やるき”がある意味最も影響力のあるファクターなんだ。


では、誰からの評価という事に関して言えば、所属の上司からではない違う気がする。
むしろ図書室の顧客である、会社のみんなからの評価というのが本来的な評価ではないかと。


つまり、会社のみんなからの評価を、図書室担当者へ還元されるような仕組みを経営一体で作っていくことが大切だと感じている。



まぁ、合わせて図書室の価値、図書館担当者の価値を数値化する仕組みもやっぱり考えなきゃいけないんだけどさ。

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