ブックトーク初体験

「ブックトーク」の作成・発表を行うイベントに参加してきました。

イベントの概要は
・「読み聞かせ」「アニマシオン」「ブックトーク」を実演してもらう
・4人1組のグループでブックトークを作成、発表
会場は調布市立北ノ台小学校図書館


読み聞かせは「3びきのかわいいオオカミ」でした。
「図書館戦争」の中で昇進試験に読み聞かせが課されていて、本選びと、子供目線になることが大事って書かれていたけど、実際の実演も子供たちとの掛け合いをすごく大事にされていました。

アニマシオンでは、王さまと九人のきょうだいを教材にして、まず一度みんなで読む。
その後に教材を回収されて、登場人物候補の一覧から実際に登場してた人、してなかった人を仕分けするというものでした。
短い話ですが大人でも案外できないものだなぁと実感・・・
いろんなパターンがあるみたいですが、読書体験の共有と、継続的な取り組みで読書の質を高めることが目的のようでした。

ブックトークでは、「貸出はディナーのあとで」というテーマで本を紹介してもらいました。
ブックトークは単なる本の紹介ではなく、テーマに沿って一連のストーリー仕立てで本を紹介していくというものだそうで、ディナーなのでスープから始まり、パン、魚、肉、デザート、最後にコーヒーを軸にした本という形で6冊の本を紹介してもらいました。
「しあわせの石のスープ」「つるばる村のパン屋さん」「ムーミン谷の十一月」「橋の下の子どもたち」「ケーキやさんのゆうれい」

アニマシオンとブックトークに関してはまったく知らなかったので参考になりました。
で、SLiiiCのスタッフさんの実演に感心してる場合じゃなくて、ある意味ここからが本番。
初体験したばかりのブックトークを今度は演じるべしとな。

テーマはあらかじめ用意された中からくじ引き。うちの班は「ともだち」でした。自由度の高いキーワード。
まずは、それぞれ本を持ち寄ろうという事で本探し。
小学生の頃に自分が読んでいた本で、ともだちがキーワードで思い浮かんだのは「ズッコケ三人組」と「ぼくらの七日間戦争」だったんですが、他のメンバーがすでに「なんでも魔女商会」を持ってきてたのを見て、物語系はやめようと路線変更。
友達を遊ぶことを軸に双六とか手品とかなぞなぞの本をピックアップすることにしました。
それぞれ本を持ち寄って対象者を低学年と決めて、最終的に紹介する本を決定。
「お洋服リフォーム支店―なんでも魔女商会」「こねずみとえんぴつ」「てじなでだましっこ」「宇宙人っているの?」
ストーリーは、転校してきて一人ぼっちなので友達を作り、そして友達と仲良くなり、友達と楽しく遊び、そしてもっと友達を増やしにいこう、といったこじつけで作成。

実際にブックトークやってみた感想としては、多くの本の内容を知ってないと難しい。
テーマ、ストーリを意識しながら何冊もの本をピックアップするって一筋縄にはいかないなぁと。
グループで行うことでそのあたりの難しさは解消されつつも、持ち寄る本が様々でさてストーリーはどうくみたれるとか?
パズル的な感じで楽しさあり、グループブックトークは演じ手も受け手にとっても刺激的でいい仕掛けだなと感じました。

今回は会場は小学校の図書館でOPACも使えない中、みんな当たり前のようにテーマに沿った本を選び出してるのを目の当たりして、参加者はみんな子供のころから本の虫だったんだなと感じたり。発表を聞いていて本の虫の未来は明るいと感じたり。

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