カーリルタッチは検索を変える!?

 カーリルから「カーリルタッチ」という新しいサービスが発表された。


カーリルタッチは、図書館の本棚から、様々なインターネットの情報に簡単につながる仕組みをつくるプロジェクトです。

自分のスマートフォンを棚のマークにタッチするだけで、テーマにあわせた様々な情報にナビゲート。本棚を眺めたあと、貸出中の本もすべてチェック。読みたい本を予約できます。様々なウェブサービスとも連携し、図書館の本とインターネットの情報を行き来しながら楽しく情報探索できます。


デモ動画を見ると、
597.9分類のサインにスマフォでタッチする。→表示される画面で○○図書館の本を選択する→該当する本が表示される。
という流れ。
気になる本(分野)を見つけたら、その場でタッチするだけで関連分野の本の検索・予約ができるサービスってことね。
目の前の本棚に並んでなくても、借りられている本も、閉架書庫にしまってある本もすぐに確認できるのはいい。
分野だけじゃなくて、この作者の書いた他の本をチェックしたいとか、テーマ展示として飾られていた本が気になるとか、そういう使い方もできそう。

カーリルタッチの巧みなところは、OPACにアクセスして検索窓にキーワードを入力するという検索の形を、棚のマークにスマフォでタッチするという形に転換したことだと思う。
OPACを分類で検索するなんていう、便利だけど難しい検索の仕方を簡単に体験できるのが素晴らしい。
表記の揺れとか、典拠とか色々ややこしい話はあるけれど、検索名人である図書館員の知恵をうまくマークに閉じ込められたら、素敵な体験を利用者に届けられると思うな。


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