「ラーニングコモンズデザイン会議(春)〜動く場を考える〜」 参加記録

 「ラーニングコモンズデザイン会議(春)〜動く場を考える〜」
というワークショップに参加してきました。


ワークショップのテーマは、「パターンランゲージ」という考え方を用いて、ラーニングコモンズのあり方を多くの人と連携して考えていけるようにしましょうというもの。分かりそうで、分からない題材です。


実際に行ったのは以下の様な事。
・パターンの作り方を覚える
・図書館情報学図書館の見学
・ラーニングコモンズにパターンを作成


まずは、パターンの作り方を覚える。
大した説明もないまま、とりあえず見本見ながら作ってくださいという無茶ぶりをされる。
もっとも、各班ごとにフォロー役を担う方が配置されているのでなんとかなる。ありがたい配慮である。
パターンとは
 N:名前(Name) パターンが何を表わしているか。
 C:状況(Context) そのパターンが使われるべき状況。
 P:問題(Problem) その状況で起こっている問題。
 F:フォース(Force) 複数の力の流れ。2つ以上のフォースを旨く郷税することで、Sokutionが生まれる。
 S:解決策(Solution) その問題を解決する方法。
 R:結果(Resulting) その解決策を行うことにより、得られる結果。



続いて、図書館情報学図書館の見学
気になるラーニングコモンズを中心に色々見て回りました。
で、注目のラーニングコモンズのびみょ~なこと。
多分、大学全体と、図書館(員)、LCを運営する学生とか、係わる人同士の調整がうまくいってないんじゃないのかと。
図書館員の雰囲気とか、設備の違いとかをみると予算とかも別々なんじゃないのって言う様な違和感を覚える。なんというか、そう意味でバランスの悪さ全体的に感じさせる。
(私の勝手な想像なので、実際とのことはよく分からないけど。ステークホルダーの調整が難しいとか、うちの図書室の問題と一緒だ)



最後にラーニングコモンズにパターンを作成、発表
最初のパターン作成と違って、今度はチームみんなで考える。
集合知ってすごいねというか、良いパータンがちゃんとできる。一緒に参加してたメンバーがすごいのか。
発表資料の作成を字が下手という理由でこっそりさぼってたら、発表と言うしゃべる仕事が回ってきた。世の中うまくできている。


そんな感じのワークショップでした。


というわけで感想です。
パターン作成のワークショップということで、短時間でパターンを作ってしまうっていうスピード感に感心した。
状況把握から解決策という結論までがあっという間に出来あがる。
日常の会議なんかだと、リスク提起だの、実現性だのあれこれ意見が出て結論でるまですごい時間がかかるんだもん。


解決策、結果まで必要なパターンという形まで落とし込まなくても、問題となっている状況に名前を付けて呼び合うという行為は複雑な状況を共通認識する手段となりそうだと感じた。
もっとも、名付けた名前を共通言語にするには、分かりやすい名前を付けるとか、日常会話の中でその名前を使うとか色々工夫がいりそうだけど。


2011/6/17 追記
報告サイトができたそうです。継続して取り組まれるとよいですね。

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