第14回図書館総合展の振り返り

 第14回図書館総合展に参加してきました。


図書館総合展って体力の続く限り呑んだり食べたりするイベントでしたっけ?
てな感じでたくさんの人と交流させて頂いてとても楽しかった。
図書館総合展の色々なフォーラムの記録は公式サイトに掲載されるけれど、やっぱり人との交流は訪れた人の特権ですね。
とはいえ、夜の部やフォーラムと比べてブース会場は寂しかった。
今年は「津田大介と語る図書館」「指定管理者制度の最前線」といったフォーラムで図書館に関心のある人に広く来場してもらおうという意図が見えた。フォーラム会場の出口でブースへの誘導を頑張る総合展スタッフの姿を見かけたが、期待通りにブース会場に人は流れていなそうだった。
出展企業側は、例えば次のリプレイスに備えて視察にくる人とか、そういったビジネス直結でない人が多数訪れるということを認識して出展のあり方を考えていく必要性があると感じた。出展企業側はそういった来場者に対して何を伝えたら、業界が盛り上がり、後の利益に繋がっていくのかを探っていかないといけない。

難しい課題だと思う。
前提知識をもたない来場者にブース会場で、自動貸し出し機、入館ゲート、図書館システム・・・各社の製品の違いを感じとれなんてのは無理だし、いざ学生がブースに訪れたりしても出展企業側も何から説明したらいいのやらって感じじゃないでしょうか。

図書館総合展とは、図書館を使う人、図書館で働く人、図書館に関わる仕事をしている人達が、“図書館の今後”について考え、「新たなパートナーシップ」を築いていく場です |図書館総合展公式サイトから引用


何事も面白くなるのはルールを覚えて、その奥深さを感じたときだと思う。みんなで“図書館の今後”について考えようと思ったら、やっぱり各出展者の活動や製品についても共通の認識が不可欠で、図書館総合展の目的を達成しようと思ったら、出展者も来場者も互いに歩み寄って日ごろからそういう共通理解を深めていったら業界全体が盛り上がるんじゃないかと感じる。

来年も図書館総合展が盛り上がりますよーに。

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